CVR別 広告の成果判断に必要なクリック数早見表

広告の成果検証のために様子を見る期間は、日数ではなくクリック数で定義することを推奨しています。そして、その必要なクリック数は想定するコンバージョン率によって変わります。詳しくは「広告の成果検証に必要な期間は計算で求められる」をお読みください。

想定するコンバージョン率ごとに成果検証のために必要なクリック数の早見表を作りましたので役立てて貰えればと思います。

CVR別 広告の成果判断に必要なクリック数早見表

想定CVR80%(拙速)90%(標準)95%(慎重)
0.5%321459569
1.0%160229298
1.5%107153198
2.0%80114149
2.5%6491119
3.0%537699
3.5%466585
4.0%405774
4.5%355166
5.0%324559
6.0%273849
7.0%233242
8.0%202836
9.0%182532
10.0%162229
15.0%101519
20.0%81114
30.0%579
表1:CVR別 成果検証に必要なクリック数

CVR別 広告の成果判断に必要なクリック数早見表の使い方

必要な想定コンバージョン率の行を見ることで、何クリック以内にコンバージョンが少なくとも1件以上獲得できている必要があるのかを確認できます。列は80%、90%、95%の3種類用意してありますが、これはスピードを重視するのか、精度を重視するのか、両方のバランスを重視するのかで、お好みの数値をお選びください。

表1から想定するコンバージョン率が10.0%の部分を抜き出しました。

想定CVR80%(拙速)90%(標準)95%(慎重)
10.0%162229

この表は、コンバージョン率が10.0%だったときに、少なくとも1件のコンバージョンが獲得できる確率が80%、90%、95%になるのに必要なクリック数がそれぞれどれだけなのかを示しています。

つまり、コンバージョン率が10.0%のとき、29クリックされたら95%の確率で1件以上のコンバージョンが獲得できることを意味しています。逆の言い方をすると、コンバージョン率が10.0%なのに連続する29クリックでコンバージョンが1件も獲得できない確率は5%しかありません。

なので、29クリック以上でコンバージョンが1件も獲得できていない場合、コンバージョン率は10.0%を下回っている可能性が極めて高いと言えます。

必要なコンバージョン率が10.0%の場合、スピードを重視する場合は連続する16クリックで、慎重に判断するのであれば連続する29クリックで、1件もコンバージョンが獲得できていなければ、必要なコンバージョン率が達成できていないと判断できます。

一方で、必要なコンバージョン率が2.0%で50クリックしかされていない場合、コンバージョンが1件も獲得できていなかったとしても、まだ判断するのは早計だと分かります。

必要なコンバージョン率の計算方法

コンバージョン単価(CPA)とコンバージョン率(CVR)とクリック単価(CPC)には、CPA = CPC / CVR の関係があります。

式を変形すると CVR = CPC / CPA となります。

コンバージョン単価は広告の目標としている数値があるはずです。

すでに配信している場合はクリック単価は実測値が使えます。

例えば、クリック単価の実測値が300円で、目標とするコンバージョン単価が10,000円の場合、必要なコンバージョン率は 300 / 10000 = 0.03 なので3.0%です。

なので、この場合は3.0%の行を見れば、判断に必要なクリック数が分かります。

これから配信をする場合は、クリック単価については推定値を用いる必要があります。

同種のターゲティングでの配信事例があればその数値を使えますが、そうではない場合、キーワードプランナーなどのツールを用いることになります。ところで、キーワードプランナーで提示されるクリック単価は大抵の場合は低すぎるので、2倍から3倍した数値で想定するのが良いと思います。このキーワードプランナーのクリック単価を2倍から3倍して使う点はわたしの経験則なので論理的な裏付けはありません。

広告の成果検証に必要なクリック数の計算方法

早見表にないコンバージョン率や判断基準について、必要なクリック数を算出できるように一般式を示します。

コンバージョン率が x%のとき、nクリックされたときに1件以上のコンバージョンが獲得できる確率をp(n)とすると、以下の式が成り立ちます。

仮に、コンバージョン率が25.0%のときに、70%の確率で1件以上のコンバージョンが獲得できるクリック数を求めたい場合、以下の不等式を満たす最小の自然数nが必要なクリック数です。

何クリック以内に少なくとも1件以上のコンバージョンを獲得できている必要があるのかを判断する際に、この早見表と一般式をお役立て頂ければと思います。